学童野球に関する投球制限のガイドライン
公益財団法人全日本軟式野球連盟

 

本ガイドラインの設定は、大学・整形外科・医師・理学療法士・各学会等の、データによるものと各学会の立場での助言指導、また「運動器の10年」のアンケート調査及び実施している支部等の実態及び提言を検証し、競技運営並びにチーム構成を考慮し設定したものである。

 

.試合での投球数制限について

 170球以内とする。

 

.練習で全力投球数について

 野手も含めて170球以内、週に300球以内とする。

 

.練習について

 1週間に6日以内、13時間を超えないこととする。

 

.試合について

 練習試合を含め、年間100試合以内とする。

 

.選手の障害予防の為の指導者へのガイドライン

 ①試合をしないシーズンオフを少なくても3カ月をもうける。

 ②練習前後のウォーミングアップ、クーリングダウンは少なくともそれぞれ20分以上行う。

 ③複数の投手と捕手を育成する。

 ④選手の投球時の肩や肘の痛み(自覚症状)と動き(フォーム)に注意を払う。

 ⑤正しい投げ方、肘に負担をかけないための投げ方への知識を高める。

 ⑥選手の体力づくりに努める。

 ⑦運動障害に対する指導者自身の知識を高める。

 ⑧勝利至上主義から育成至上主義への学童野球のイノベーション

 ⑨医師の検診結果への充分なる対応をしていく。