柔道整復師とは

 運動器*に加わる急性、亜急性の原因によって発生する各種損傷に対する施術を「柔道整復術」といい、損傷に対して評価、整復、固定、後療(手技・運動・物理療法)、指導管理を行い、人間のもつ自然治癒力を最大限に生かす日本古来の技術です。

*運動器とは、骨、関節、筋、靱帯などを主体とした各組織のことであり、発生する組織損傷を一般には、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などと呼んでいます。

 

 柔道整復師とは「接骨院」や「ほねつぎ」で、この「柔道整復術」を業として行うことができる国家資格を有する者のことです。

柔道整復術とは

 日本古来の武術のひとつである「柔術」には、相手を殺傷する「殺法」と傷ついたひとを蘇生・治療する「活法」があります。殺法と活法は、発展変遷をとげ、現在「殺法」の技は競技柔道に継承され、活法は負傷者に施す治療法として「ほねつぎ」「接骨」として伝承され、「柔道整復術」となっています。